教師について
4:教師について
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中学校の教師の場合、指導する科目において専任制をとっており1人の教師が
教える科目は1教科です。小学校までは担任が主要科目を教えてきたわけですが、
もはや中学校レベルではそれは不可能です。それはそれで一面よいのですが、数
学の先生は数学に関しては指導できても理科は素人の大人でと何の変わりもないと
いう問題があります。小学校時では生徒にしても教室で解からないところを気軽に質問
出来る利点はあるのですが、中学校の場合担任が教えている科目以外は職員室
まで足を運ばないといけない不便さがあります。
そのような事も含めて、教師は現状の学校教育、高校入試に関してどう思ってい
るのでしょうか?
教育レベルがいくら高いといっても、その反面自分の受け持ちクラスの生徒には
少しでも授業についてきて一つでも上の高校に合格して欲しいし、人間性に関し
ても心豊かに成長欲しい気持ちはあります。
そして授業についてこれるように
「学年プラス1時間の家庭学習をやりなさい。3年生になれば入試があるので、
1,2学年の復習をして学年プラス2時間の家庭学習をやりなさい」と提言して
います。間違ってもこの家庭学習時間は成績を向上指すためでなく、授業に
ついていく最低の必要時間なのです。これは教師の考えではなく教科書を検定し
ている文部省からの提言です。文部省がこのように打ち出しているということは、
授業、教科書の難しさを認めているということです。
そして生徒の人間性とか家庭の問題にしても何かと世論・PTA等がうるさく
なかなかうまくいきません。さらに教師のサラリーマン化が進んでいるので、そう
いう事に無関心な教師も少なくありません。
もはや現在、一昔前の北野先生、金八先生は存在しないのです。